「夏こそくらしのメンテナンス!」

 温暖化の影響で「暑い夏」が定番となりつつある現代。快適に夏を乗り切るヒントは日本の伝統的な夏の過ごし方にありました。知恵と経験の積み重ねによる技に学び、現代に活かすエコなライフスタイルをめざしましょう。

 昔ながらの知恵と現代をコラボ。

 高温多湿といわれる日本の夏。しかし昔から日本人は様々な工夫をして暑さをしのぎ、夏という季節を楽しみながら暮らしてきました。よしず、すだれ、ヘチマ棚などは日差しを遮る住まいの工夫、水浴び、昼寝、夕涼みなどはライフスタイルの中で涼を呼ぶアイデア、といった具合です。
 もっとも住宅事情も異なり、温暖化などの環境変化が進む現代に、こうした知恵をそのままあてはめるわけにはいきません。でもそのエッセンスを現代にアレンジすることは可能です。また昔ながらの方法は天然素材や自然の風や水を活用するものがほとんど。CO2を出すエネルギー使用量が増加しがちな夏こそ、先人の知恵を借りてエコライフの実践を。

 

見直される打ち水効果

 今年で3回目を迎える「マンション打ち水大作戦」。この打ち水、もともとは日本の伝統文化、茶道の作法から伝わるもの。茶道では「露地の三露」といい、お茶会にお客様を迎える前、半ばあたり、終わりのときと3度打ち水を行います。そこにはお客様を心地良くしたいというおもてなしや礼儀の心がこめられていました。そんな打ち水が江戸時代に庶民の生活習慣となり、現代まで引き継がれています。世代を超えてみんなで楽しみましょう。

マンション打ち水大作戦2010

 

五感で涼を感じるインテリア

 窓を開けて自然の風を招き入れるインテリアとして、カーテンやファブリック類は涼を感じるブルーなどの寒色系がおすすめ。すだれをスクリーン風にしてかけてみたり、ラグやマットを天然素材のゴザなどに変えてみる。また風鈴を室内に飾り涼やかな音を楽しむ、テーブルには伝統色の藍のマットやガラスの器を置くなど、見たり、触れたり、聞いたりといった、人が「涼」を五感で感じられるような演出をするのも良いでしょう。

風の通り道をつくる

 自然の風を取り入れる日本の住まいに習い、気密性の高いマンションでもまず窓辺に注目。対角線上にある窓を開けて風の通り道をつくるだけで涼しさが違います。網戸は掃除や張り替えなどで風通し良く。ベランダもアウトドアリビングとして、たとえばお風呂上がりに浴衣を着て「夕涼み」。うちわや蚊取り線香など小物も添えれば日本情緒を演出できます。
 また窓そのものの断熱性能を高めるためにはインプラス(※)などの内窓を設置するのが効果的。エアコンを使わない心地よさは環境へのやさしさにつながります。
 ※詳細は MENU BOOK をご覧ください。

夏の癒しはハーブで

 たとえば大葉(青じそ)。実はこれもりっぱな日本古来のハーブです。食欲増進効果があるだけではなく防腐作用もある、夏に活躍する優れモノ。ほかにもミントやバジルなどのハーブをキッチンまわりで、インテリアをかねて育ててみましょう。これも夏を快適に過ごすアイデアのひとつです。
 食材として活用できるだけでなく、毎日のキッチンに目にも鮮やかなグリーンのハーブがあれば、見ているだけで気分がリフレッシュ。タイム、ローズマリー、レモングラス、クローブ、ペパーミントなど虫を寄せ付けないハーブを上手に活用するのもハーブを楽しむときのポイントです。暮らしのメンテナンスに癒しの効果が期待できそうです。
※詳細は「夏を楽しむインテリア」をご覧ください。

 

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